Episode3 Just a Regular Irregular
【ざっくりあらすじ】
以前シャーロックたちの事件を手伝ったコロンビア大学の応用数学教授ハーランが数学ゲームに参加中死体を発見し、警察に連行されてしまった。容疑者扱いされたハーランはシャーロックとジョーンを呼び、自分は無実だと主張した。検視の結果ハーランの容疑は晴れ、シャーロックとジョーンはハーランを連れ遺体発見現場を確認する事になった。
主催者不明の数学ゲーム
ハーランが参加していた数学ゲームは、出題された問題を解くと座標が現われ、示された座標へ行き電話番号を入手し、メールで次の問題を得て次々ステージをクリアしていくという手の込んだゲームだった。ゲームの賞金は170万7071ドル。大金を提供しているゲーム主催者が匿名なのは、数学ゲームのお約束だという。
死体発見現場でシャーロックは壁に新しくペンキで塗られた箇所を見つけ、誰かが数学ゲームの次のステージへ繋がる電話番号を塗りつぶしていたことが判明する。これで犯人はゲームに関係してる人間だということになった。
被害者は、ウォラチェクという人物だと判明した。彼と協力しゲームに参加していた女性から、他のゲーム参加者を聞き出したシャーロックは、ベル刑事と一緒にバイロン・ローウェンタールという人物を訪ねる。バイロンは、統計学者で妄想型統合失調症を患う人物だった。バイロンは突然室内から発砲し、裏口から逃走してしまった。
バイロンの部屋に残されていた数式をハーランが解くと、ゲーム主催者は殺人発覚後問題を変更していたことが判明した。バイロンが向かったと思われる次のステージへの座標の場所へ行くと、そこにはシャーロックの予想通りバイロンの死体があった。バイロンもウォラチェク同様、足と膝を撃たれたうえ銃殺されていた。
バイロンがこの出題を受け取った時刻から、ウォラチェク殺害が報道される前にゲームの問題が変更されていたことがわかった。シャーロックはゲーム主催者が犯人だと言う。主催者はゲームを使い、人けのない場所へ参加者をおびき出し拷問し殺害していた。
数学のヒーロー
ジョーンがゲーム参加者から「ポールという人物が犯人を知ってる」という情報を得た。ポールは、“モー・シェルショッカー”という数学の悪用を告発している人物が犯人だと指摘する。
ハーランは反論するが、シャーロックは何も言わずポールの主張を聞き引き上げる。シャーロックは名前を見た瞬間、モー・シェルショッカーがハーランだと見抜いていた。ハーランはシャーロックの名前のアナグラムを使い“モー”という名前を作っていた。キティが調べると、モーはFBIにも手配されていることがわかった。ハーランは、数学を悪用する者から数学を救いたかっただけだと主張した。
キティに言われモーのブログを読んだシャーロックは、犯人をポールだと特定した。シャーロックは、ポールへ電話しモーがハーランだと知らせ親切に住所まで教えていた。銃を持ったポールがシャーロックが知らせた住所へ行くと、そこにはグレグソン警部はじめ警察が待ち構えていた。
ポールは不正に数学を使い、クジで財産を成していていた人物だった。モーがブログでクジの欠陥を暴露した事で、クジは販売中止となり金の成る木を失いモーに恨みを抱いていた。ポールはモーを殺すことに決めるが、モーの正体は不明。モーについて判っていることは数学ゲーム好きだという事だけだった。そこでポールは数学ゲームの罠を仕掛け、モーを捜していたのだった。
ポールからは守られたが、モーの存在が警察やFBIにバレたと知ったハーランは慌てていた。しかしシャーロックのおかげで警察やFBIから逮捕されることはない。ハーランの秘密は守られ、シャーロックはハーランにまた顧問を頼むと話した。
キティとジョーン
キティはレイプ被害者だった。ジョーンはシャーロックを自宅へ呼び、キティにはサポートが必要だと話した。シャーロックはすでに支援グループもセラピーもキティに勧めたが、本人が断っていた。
シャーロックは、キティに支援グループのことをもう一度考えるように切り出した。キティは予想に反して、素直に行くと答えていた。キティは仕事の話で来たジョーンに、自分が目的を果たす為にはジョーンの助けが必要みたいと話し、ジョーンと一緒に支援グループのミーティングに参加した。
おちゃのま感想
裸の数学者ハーランが登場のエピソード。
シャーロックを友人だと思っていたハーランでしたが、シャーロックの方はビジネス上の付き合いと割り切っていたみたいで、それを知りスネてしまってました。事件解決後、シャーロックが自分を守ってくれたと知り、また顧問を頼むと言われ嬉しそうでした。また登場するのかな?
仕事の助手というだけでなく、キティのサポートもしているシャーロック。
ジョーンとキティの事を話しているとき、自分をキティに父親にたとえ、ジョーンを母親にたとえてました。ジョーンに即否定されてましたけど、シャーロック的には『家族』って事を言いたかったのかな??
ジョーンに対し反抗的だったキティですが、自分に必要な人だと認め素直に支援グループのミーティングに出席してました。
こうしてみると、シャーロックの人間としての成長も見られるなーと思うドラマです。
ジョーンの恋人に会っても、案外普通の対応をしてました。