フィアー･ザ･ウォーキング･デッド 3 第14話「マタデロ」【あらすじ感想】

Source：AMC

Episod14  El Matadero

【ざっくりあらすじ】
マディソンはニックとトロイにアリシアを任せ、ダニエルと待ち合わせたバザールを目指した。ダム側のダニエルたちに引き渡す物を失ったマディソンにとって、オフェリアが頼みだった。

死の印

バザールへ向かう途中、トラックから転落したオフェリアに噛まれた痕が見つかった。父に会いたい一心のオフェリアは噛まれたことを言えずにいたのだ。「パパに会わせて」と必死に訴えるオフェリアに、マディソンは会わせると約束した。

オフェリアの噛まれた創を隠しバザールに入ったマディソンは、オフェリアを生かすためできる限りのことをした。

しかし、ダニエルを恐れるビクターは、死が目前に迫るオフェリアよりも物資の確保を優先すべきだと主張した。マディソンの考えを変えることのできなかったビクターは、以前自分を鎖に繋いだ元締めの手下と接触した。

ビクターに「死んだオフェリアを差し出したら、ダニエルに殺される」と言われたマディソンに、ウォーカーは「殺されても成し遂げろ」と励ました。

ニックの再発

アリシアを追いかけたニックは強引に説得はせず、アリシアの希望通りその場に残しマディソンたちのいるバザールへ向かった。

オフェリアのことを聞いたニックは、マディソンに代わりオフェリアの付き添いを買って出た。いずれ変異するオフェリアは目を離すことができず、付き添いが必要だ。「困ったら戻る」というアリシアの言葉を聞いたマディソンは「あなただけが頼りよ」とニックを抱きしめた。

オフェリアに付き添うニックは、誘惑に抗えずオフェリアのためにマディソンが入手した鎮痛剤に手を伸ばした。ハイになったニックは、トロイを連れて売人のマタリフェを探し出した。

ニックは断るトロイにドラッグを飲ませ、バザールの外へ出た。ゾンビが集まってもハイ状態のニックに恐怖はない。倒したゾンビの血を体につけたニックは、トロイにも血を塗り付けた。ニックはいつかのように自然とゾンビの集団と同化した。

悲しい再会

マディソンは朦朧としているオフェリアを抱え、ダニエルとの待ち合わせ場所へ向かった。ウォーカーも一緒に行くつもりだったが、ダニエルを知るマディソンはウォーカーの申し出を断った。

父が現れるのを待つオフェリアは死が迫っていることを感じていた。もしもの場合の話をするオフェリアをマディソンは励ますが、オフェリアは父への言葉をマディソンに託し旅立ってしまった。

オフェリアが息を引き取ると同時にダニエルのトラックが到着した。変わり果てた娘と再会したダニエルはショックでマディソンに銃を向けた。マディソンは、牧場が襲われオフェリアがみんなを守るため噛まれたと知らせ、「許して」と心から謝った。

一晩かけてオフェリアを埋葬したダニエルは落ち着きを取り戻した。オフェリアの最期の言葉を訪ねたダニエルに、マディソンは思わず「あなたを愛してると」と嘘をついた。しかし、ダニエルに嘘は通じず、「あなたをもっと知りたかった」と本当の言葉を伝えた。ダニエルは一度だけオフェリアに素顔見せたが、一瞬にして怖がらせてしまったと思い出を話した。

ダニエルは「ここを出るぞ」とマディソンに声をかけた。マディソンのみんなを連れて行ってもいいかという問いにダニエルは無言でうなずいた。

出発の準備をするマディソンに、ニックはトロイとふたりでしばらくバザールに残ると話した。マディソンはオフェリアの鎮痛剤の数が少ないことに気づいていたが、ニックを追及しなかった。

アリシア

ひとりでサバイバル生活を始めたアリシアは、食糧確保に向かった先で同じようにひとりで生きている女性と出会った。

「ひとりで生き抜くか死ぬか」だと話すアリシアに、同じようにひとりで生きる女性は「厄介なのは殺しより仲間だ」と応えた。

翌日、ふたりは「殺すだけ」と言い、協力してゾンビの群れと対峙した。

おちゃのま感想 ★★★