Episode7 Woman Down
【ざっくりあらすじ】
居眠り運転で事故を起こしたジェシカが搬送され、ジェシカの恋人アーヴィングや親しい仲間たちだけでなく、手術看護師のジェシカを家族のように思うベルも心を痛める。そんな中、経営の監督をすると言うレッドロックの副社長ローガン・キムが現れる。
大切な仲間
旅行先のヨーロッパからチャスティンに向かっているジェシカの両親と連絡が取れないアーヴィングは、ふたりが到着するまで医療代理人を引き受ける。
発見から救出まで1時間もかかったジェシカは重症で、内臓損傷は手術で修復できたものの頭蓋内圧が上昇する。ケインが手術を終えたばかりのジェシカの再手術を決める一方で、治療の責任者のコンラッドは体の回復を優先する。「今は治療に専念したほうがいい」とコンラッドに反対されたケインは「脳浮腫で死ぬか、目覚めたとしても植物状態だ」と脅すように指摘し、タクシーで帰宅しなかったジェシカを批判する。
アーヴィングはコンラッドに従うと結論を出すが、再検査をしても血小板が減少し続ける原因がわからず、結局、ケインの手術を受け入れる。「未熟者が出しゃばったせいで一刻を争う事態になった」とコンラッドへの怒りを隠そうともせずケインは手術を始める。コンラッドが危惧した通り、ジェシカの出血は止まらず、見守る仲間たちには動揺が広がる。
ベルやニックは手術を見守る仲間たちを鼓舞し、それぞれが出し合う意見から原因を特定したコンラッドは「原因がわかれば対処可能」とアーヴィングに声をかけ、手術室へ乗り込んだ。「出てけ」と怒鳴るケインをベルが外科部長の権限で制し、助手に入っていたミーナはコンラッドに協力する。コンラッドの持ち込んだ装置で血しょう交換したジェシカは手術を乗り切った。
ジェシカへの愛を再認識したアーヴィングの祈りが届いたように、ジェシカは意識を取り戻す。ジェシカの病室で仲間たちと過ごすコンラッドを呼び出したケインは怒鳴って悪かったと言う一方で、「二度と俺に逆らうな」と忠告した。
ベルの手腕
レッドロックは辞めた看護師の補充をしないばかりか看護師の減給を行い、チャスティンの看護師不足は深刻だ。当直看護師として派遣された看護学生のクララは現場の経験がなく、病院でボランティアを始めたニックの父カイルはクララを気に掛ける。「このままでは持ちません」とニックの悲痛な直訴を受け入れたベルは、人員の確保に務めると約束する。
ジェシカの事故で看護師の過重労働が問題になる中、レッドロックのキムはジェシカの事故は“自殺未遂”や“ながら運転”の可能性もあるとの考えを示す。キムに反発するベルは「過労が原因なのは明白だ」と断言するが、キムは「過労が原因だと公表すればCEOのあなたが責任を取らされる」とクギを刺した。
キムの説得はできないと悟ったベルは、コンラッドが提案したダイアキュア社と取引し、独占契約の見返りにヘモプリアチンのデータのほかに看護師増員のための資金援助を取り付けた。国内屈指の透析設置会社との独占契約を知ったキムは「値引きが利く」と満足する一方で、「私の一存で、金は脳神経外科へ回す」と告げる。ケインに肩入れするキムは、ケインがヘッジファンドから引き抜いた人材だった。キムの前歴とケインとの関係に驚くベルは「看護師を増員する」と言い渡した。
コンラッドの正義
ヘモプリアチンのデータを調べたコンラッドは、ヘモプリアチンが肺塞栓症(PE)の原因だと確信する。ニックは「製薬会社の恨みを買えば潰されかねない」と心配するが、ベルに報告したコンラッドは、ヘモプリアチンの使用禁止と共に、FDAへの警告を求める。データを確認したベルも同意し、キムは致命的な薬を見抜いた手柄で病院の評判があがると喜んだ。
正義を振りかざすコンラッドが邪魔な存在になると確信したケインは「奴は脅威だ」とキムに教え、キムは「手を打つ」と応えた。
おちゃのま感想
また悪そうな人物が登場しましたね~。副社長のキムとケインの関係から想像すると、ケインはレッドロックに雇われているというより、陰で牛耳ってるっぽいです。
紆余曲折あり、目を覚ましたジェシカですが安心できませんよね~。ジェシカの過重労働は明らかだけど、レッドロックが非を認めるわけないので、どのような展開が待ってるのか恐ろしくもあります。ベルがうまく立ち回り、ジェシカを守れるといいのだけど。
さて、コンラッドが邪魔な存在だと知ったケインは、何か罠を仕掛けるんでしょうね~。今回もコンラッドに冷ややかな態度だったデヴォンあたりが取り込まれそうな予感。
ところで、『レジデント』はシーズン1のスタート当初から、ドアップの演出が好きでなかったのだけど、今回のカメラワークも酔いそうで好みじゃなかったです。で、監督を調べたら女優のケリー・ウイリアムズさん(Kelli Williams)だった。監督業にシフトしてるのかな?