Episode6 45-Degree Angle
【ざっくりあらすじ】
ショーンの二度目の執刀医デビューの患者を決めたリムは、ショーンにとってベストな手術スタッフを選び、本番さながらのリハーサルをさせる。ショーンを特別扱いすべきではないと考えるアンドリュースに“演劇クラス”と皮肉られたリムは、研修医それぞれに合う指導法があると反論する。
私生活と仕事
ショーンの助手に選ばれたクレアが遅刻し、代役に入ったモーガンは“クレアらしく”ショーンの休日を話題にする。友人が来ている様子のカーリーに「忙しいから」と断られたというショーンの話を聞いた看護師のホークスは「大事な彼氏なら集まりに呼ぶはず」と指摘する。不安になったショーンは集中できず、手術の練習を切り上げた。
大切なオペの前に、ショーンがカーリーの気持ちを確かめようとしていると知ったモーガンとクレアはショーンを止める。モーガンが会話の練習を提案する一方で、クレアは嘘でショーンを引き留めた。
手術中のハプニング
クレアの嘘で安堵したショーンは、2度目の初執刀に臨む。順調だった手術は、動脈を傷つけたことから練習と違う流れになる。止血に忙しい看護師に代わり、器具を渡したホークスはショーンの求める“正しい渡し方”がわからず、ショーンはホークスを手術室から追い出した。
「ホークス看護師に謝りなさい」とリムに指示されたショーンは、ホークスに“正しい渡し方”を理解させようとする。「僕が正しいと分かれば、謝罪は不要だと分かる」というショーンの理屈に怒ったホークスは、苦情を申し立てた。
これまでショーンを守ってきたリムは「間違いを犯したのは、あなたよ」と厳しく指摘し、また同じようなことが起きれば研修医生活は終わると告げた。
危険な手術
メレンデスの患者パティの腫瘍は胎児のすぐそばにあり、事前の生検ができない。手術中、複雑な処置を選択したメレンデスは“部長の許可を得る”というルールを無視する。手術後、リムに呼び出されたメレンデスは「君もアンドリュースのお役所主義を嫌ってた」と反発し、部長のリムに敬意を払わず自分の立場を主張した。
腫瘍は良性だと判明したが、急変したパティには再手術が必要になる。「初動を誤った」とつぶやいたモーガンは、出産させずに治療する方法を提案する。成功すれば母子ともに助かるが子宮破裂の危険があり、メレンデスはリムに相談する。リムは母体優先を指示し、手術に自信のあるメレンデスは患者本人の意思を確認したいと訴える。許可したリムは、今回は事前に相談したメレンデスに感謝した。
リスクを説明された夫は妻のパティを救ってほしいと言い、パティは「もしこの子を死なせたら、罪悪感で生きていけない」と訴える。妻の思いを受け入れた夫も同意するが、パティは手術中に亡くなってしまう。保育器の中の小さな我が子と対面する父を見守ったメレンデスは自宅へ戻り、静かに涙を流した。リムは、そんなメレンデスにそっと寄り添った。
グラスマンとデビー
病院のカフェをクビになったデビーは、夫のグラスマンに不満をぶちまける。グラスマンは「君が優秀すぎたんだ」とデビーをなだめるが、クビになった理由はコーヒーの無料サービスをしていたからだ。
病院が気に入っていたデビーは、患者であふれるグラスマンの診療所で働くことを思いつく。グラスマンの職場と家庭を分けたい気持ちに理解を示しながらも、諦めないデビーは「優秀な働きをするわ」と売り込み、うまくいかなければクビにしてと提案する。
真実の言葉
“らしくない”態度を続けるクレアを気に掛けるモーガンは、ショーンに嘘をついたことを問題にする。「ショーンに頑張らせなきゃ、ますますコミュニケーション下手になる」と責められたクレアは、ショーンに事実を話した。
自分自身でカーリーと向き合ったショーンは、友達との集まりに誘われなかった理由は、カーリーの気遣いだったと知る。場に馴染めないだろうと勝手に判断したカーリーは「彼女失格だよね?」と謝り、ショーンは「君は僕の“彼女”?」と確認する。“そう”という返事に喜んだショーンは、カーリーにキスをした。
おちゃのま感想
それがショーンなんですよね~。嘘がつけないのはショーンの良い点だとわかってますが、融通が利かない姿はもどかしいです。
執刀医という立場の重さを認識している一方で、自我を押し通すショーンを見ていると、前外科部長のハンがショーンを外科から外したことを考えてしまいます。リムは今後どうショーンを指導するでしょうか。アンドリュースに任せてみるかな?リムは部下になったメレンデスのことも気がかりですよね。
ところで、このところ露出が増えたデビーにちょっと気持ちが引いてます。こんなに押しの強い人だったんだ~と驚きの連続。