いろいろ大変だったと思うクリマイのシーズン12。その後のBAUチームについての感想です。
例の件でホッチが去ったあとの残りのシーズン12は復帰したエミリーがチームをまとめ、これまで同様1話完結の捜査でおぞましい殺人事件を解決する…プラス、リードが標的にされた事件が後半通して描かれました。
『リードが標的にされた事件』の内容は、リードが認知症になったママと同居を始め、ママのために試験的な治療薬を手に入れようとし、引っかき男(実は模倣犯だった)の罠にはまり殺人罪で刑務所送りになるというもの。
刑務所内で生き残るため、リードの人間性が変わるのか・・・。リード自身も事件についての記憶がなく、無実の証明が難しい状況でBAUの仲間たちはリードを助けることができるのか・・・。と、ハラハラな展開がず~っと続き、本来の事件捜査の話よりリードの物語に引き込まれてしまいました。
リードが刑務所に入ったことで、気になったのはBAUのチーム力。
ギデオンやエルが居た頃から、このチームの魅力はリードを中心とした家族的な結束力だな~と感じてるわたしとしては、リード不在のBAUはなんだかバラバラとした印象でした。ある意味、ホッチよりリードの存在の大きさを痛感した感じです。
特にシーズン途中から、新たにチームに加わったウォーカーは立ち位置が難しかった印象です。今シーズンからメンバーに加わったルークがピタっとはまったのに対し、落ち着いた雰囲気のウォーカーはどこか居心地の悪さを感じました。で、次シーズンには戻ってこないんですよね~、この人。代わりに国際捜査班からシモンズが移動してくることになってるので、そのほうがチームには馴染みそうな気がします。見てみないと・・・だけど。
おそらく・・・なんだけど、これもリードがいればウォーカーというキャラの魅力を引き出せたんじゃないかな~と想像してます。リードって、率直に敬意を示す人なので、ウォーカーの背景や人物像をさらっと説明してくれた気がします。
チームリーダーとして復帰したエミリーについては、いきなり絶大なリーダーシップを示すというわけではなく、精いっぱい悪戦苦闘してるエミリーが素敵でした。リーダーになってもエミリーらしさを失ってないとこもよかったです。
そんなわけで、次シーズンは新BAUのチーム力に注目したいです。
このチームの家族的な絆と互いを思いやる心に再び真実味を感じることができるでしょうか。期待したいです。