今年もたくさんのドラマを楽しむことができました。振り返ってみると、日常を離れた世界を冒険したような感覚です。そんなわたしのドラマライフの中から、今年見たなかで強く印象に残ったドラマをピックアップしました。
フリーバッグ
今年、最も心に残ったドラマは、奥深い内容で惹きつけられた『フリーバッグ』です。
ネタバレなしで見たいわたしが新たなドラマを見つける術は、そのドラマについての簡単な紹介文のみ。“性欲強めな怒りに駆られる独身女性の物語…”みたいな内容の紹介文を読み、これは好みじゃないわと思っておりました。見てみようと思ったきっかけは、単にコメディロスだったから。まったく期待していなかった分、インパクトは絶大でした。
コメディというより、主人公フリーバッグをとりまく人間ドラマ。フリーバッグの内なる声は、まるで自分に語りかけてくるようです。
モダン・ラブ~今日もNYの街角で~
最近見終わったばかりの『モダン・ラブ~今日もNYの街角で~』は、心に響く素敵なドラマ。“NYタイムズの人気コラム『Modern Love』に掲載されたエッセーに基づく様々な愛の物語”のこのドラマは、NYを舞台にした1話完結のアンソロジードラマです。
各エピソードの基になったエッセイを書いた作者それぞれの小さな物語を壊すことなく、それをヒントに広げられた脚本。感情を揺さぶる音楽。各キャラにピッタリの豪華俳優陣。NYの街。すべてにおいて満足度が高かったです。特に第1話の『私の特別なドアマン』のエピソードは秀作で、気づけばあらすじ記事を書き始めておりました。大ヒットした分、シーズン2は期待値が跳ね上がりますが、楽しみが膨らんでます。
12モンキーズ
今年初旬にファイナルシーズンを見終わって、ちょっと記憶も薄れてきてますが、感動した気持ちは忘れていません。
複雑な伏線を多く散りばめ、オチがつかない内容になるのでは?と心配しつつ見たファイナルシーズン。しかし、そもそもの始まりだった人類を滅亡させるウイルスの起源から、時間を超えるコールとキャシーの愛まで見事に描ききってます。行き当たりばったりに思えた謎をうまく拾い上げ、すべてのピースがはまるラスト。爽快で納得、そして感動を与えてくれました。
好きなドラマだったけど、正直、途中のぐるぐるした謎や意味深なセリフまわしについてゆけず、結末にも期待しておりませんでした。まさかこんな気持ちで見終わるなんて…と、嬉しい驚きに満ちたラストでした。
まとめ
2019年は、お気に入りのドラマ『Major Crimes』や『タイムレス』、『サルベーション』のファイナルシーズンが放送されました。寂しを感じる一方で、素晴らしいドラマにも出会えました。記事にはしておりませんが、この夏いっき見した『ゲーム・オブ・スローンズ』の他のドラマを圧倒する壮大な世界観に出会えたことは、今年のドラマライフの中でも特筆したい出来事です。正真正銘のニワカなので作品について語ることはありませんが、長年のファンでない分、ラストのオチまで楽しめたような気がします。
つらつらと見終わったタイトルを思い浮かべてみると、今年は好きなはずの犯罪捜査ものの作品が寂しく、笑いだけでない良質なコメディが多いです。時間も1話30分程度のもの。これは、わたし自身の視聴スタイルが配信サービス中心になってきた証かな?「見たいドラマは沢山あるけど時間がない!」という贅沢な悩みを抱える時代になり、このブログを始めた2015年頃と比べると、視聴スタイルそのものも随分変化しました。ブログのテーマも変化すべき時期なのかもしれませんが、あらすじと感想主体でしばらくは続けようと思っています。
みなさまは、どんなドラマが心に残りましたか?
来年も素敵な作品に出会えますように。