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じっくり腰を据えて観たい『ハンドメイズ・テイル』【8月のピックアップドラマ】

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8月は、待望の新シーズンが始まる『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』をピックアップします。シーズン3最終話のあらすじ記事を書いたのが2019年の12月なので、約1年半の時間が経過してることになりますが、それ以上に待たされた感があります。そう感じるほどに、シーズン3のラストの内容は衝撃的で、次への期待と不安を与えるものでした。

『ハンドメイズ・テイル』は新シーズンのたびにピックアップしているので、今回は、気になりつつ手が伸びないという未視聴の方にご紹介したいと思います。

カナダの作家マーガレット・アトウッドの小説【侍女の物語】を基にしたこのドラマは、出生率が激減した近未来、クーデターによりアメリカ政府を倒したギレアド国を舞台にしたディストピア作品です。偏った信仰の下、階級制度と徹底した監視で国民の自由を奪い、恐怖で支配するギレアドの中で、侍女として生きるジューンの闘いが描かれています。(侍女は、ギレアドの司令官(高官)の子供を産ませるため考えられた制度)

非常に重たい内容で、陰惨なシーンも多く、正直、つらい気持ちにさせられますが、描かれているは恐怖だけではありません。“理不尽を強いる権力に屈しない”というテーマは一貫して揺るがず、主人公ジューン役のエリザベス・モスの迫真の演技も相まって、心に響くものがあるドラマです。

わたしが注目してほしいポイントは、厳格な家父長制度のギレアドで生きる女性たちの表に出せない胸の内です。子供を産む道具にされた侍女だけでなく、時には拷問という手段で侍女を教育するおばも、ギレアドの中では特権階級の司令官の妻も、司令官宅に仕える女中も、それぞれ秘めた思いがあり、彼女らの心情を想像しながら観ると、より深く世界観に浸れると思います。特に、ジューンと深い因縁で結ばれる司令官の妻セリーナの心の動きは複雑で、要注目です。(Huluにて8月27日よりシーズン4配信開始です)

シーズン1から3までのあらすじ感想はこちら↓

小説から読み解くギレアドの背景はこちら↓

おちゃのま便り

 

オリンピック堪能中で、ドラマは棚上げ状態・・・そんな毎日を過ごしていますが、そろそろ日常に戻らねば・・・(;^_^A

 

お知らせというほどではありませんが、すでに放送が始まってる『グッド・ドクター』シーズン4は、数話ずつのまとめ記事にすることにしました。医療ドラマなので、パンデミックの件を避けては通れないのはわかってるんですが、やはり気が重くなってしまうので、こちらは数話ずつということで。

 

さて、8月は、『ハンドメイズ・テイル』だけでなく、『モダンラブ』の新シーズンも始まりますよ~。シーズン1が素晴らしかっただけに、ハラハラドキドキな気持ちになってます。別な意味でハラハラドキドキさせられてるのは、8月22からアメリカでファイナルシーズンがスタートする『ウォーキング・デッド』。この記事を書いてる段階で、これまで(ほぼ)同時放送をウリにしてたFOXのサイトにTWDについてのお知らせがありません。大丈夫かなぁ・・・。
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