巣ごもり必至のこんな時期だからこそ、じっくり腰を据えて見たくなるドラマをピックアップしてみました。複雑な関係図や時系列に頭を悩ませ、夜も眠れなくなった…そんな個人的な思い出のある作品2つ。ちなみに、結末まで堪能できるよう、完結している点を重視して選びました。
今月のピックアップ
12モンキーズ
“謎のウィルスによって人類の99%が滅ぼされた近未来。人類滅亡をリセットするために、コールは過去へと送られる”という設定から始まる『12モンキーズ』。“謎のウイルス”という点は、ちょっと今どうなの?って悩みましたが、テーマは“普遍的な人間愛”だと感じる作品なので、あえてピックアップに選びました。
謎のウイルスで人類滅亡の危機に陥った世界を生きるコールを主人公に、時空を超えウイルスの起源をさぐり、人類を救う戦いに挑む内容で、多くの謎がちりばめられています。意味深な表現も多く、シーズン2あたりから、ぐるぐるする謎が深まりますが、そこを経てのファイナルシーズンは謎の回収に映画版へのオマージュもからめ、見終わった後、どっぷりと余韻に浸れるものに仕上がってます。
わたしのお勧めの見どころは、未来から来たコールと現代人のキャシー(ライリー博士)の互いを想う切ない感情です。大きな使命を背負う二人の関係は、“海外ドラマ・ベストカップル”と推したくなる純粋さがあり、必見です。そして、もうひとり、ドラマの肝的な重要人物ジェニファーの奇想天外な処世術も見どころです。
映画を見ている方はもちろんのこと、見てない方も楽しめる内容になっており、映画版でライリー博士を演じたマデリン・ストウもキーになる人物役で主演し、ドラマ版『12モンキーズ』を盛り上げてくれています。(全4シーズン、47話)
あらすじ感想はこちら↓
ダーク
こちらはドイツ発のドラマ。日本の声優さんほどではないにしろ、英語の吹き替えも違和感なく視聴できるので、謎大好きな方にぜひ見てほしい作品です。
2019年を基点にした、ドイツの小さな田舎町の4つの家族にまつわる謎と因縁の物語。父を自殺で亡くした高校生のヨナス周辺で少年失踪事件が起き、想いあっていたものの親友の恋人になったマルタの弟ミッケルも姿を消す。町では33年前にも同様の失踪事件が起きていて・・・というイントロから始まる、“ダーク”というタイトルまんまの、陰鬱な空気を漂わせる作品です。
“ぐるぐるした謎”ダントツ1位のこのドラマ。こちらも時間(時代)を超えるので、とにかく相関図がややこしい。ラストのオチまで気を抜けない内容で、是非ともネタバレなしで見てほしいドラマです。わたしのお勧めポイントは主人公ヨナスとマルタのふたり。態度や表情で語る演技に圧倒させられます。(3シーズン、26エピソード Netflixにて配信中)
配信などの情報は記事作成時のものです
おちゃのま便り
今年もご訪問ありがとうございました。激動の年も終わりますね。まさか自分がパンデミックの時代を生きるとは思わなかった・・・と、しみじみとした気持ちになってます。みなさまはどんな1年だったでしょうか。
海外ドラマファンの視点で今年を振り返ると、自粛生活の影響で動画配信サービス利用者が増える一方で、海外ドラマ放送局は苦戦したのかな?という印象です。わたし自身、今年はネトフリを始めとするVODで見た作品が多かったです。このブログも、おそらく自粛生活の影響だと思うのですが、日中のご訪問者の方が増え、逆に深夜のご訪問者の方が減るという変化がありました。個人的なことを言えば、海外ドラマ同様に好きなテニスが中断していた分、例年以上にいろんな作品を視聴できました。
さて、来年に目を向けると、1月はWOWOWにて『ブラインドスポット』のファイナルシーズンが始まります。最終話が通算100話目ということで全11話。あっという間に終わりそうですが、ラストまであらすじ記事にしようと思ってます。『ブラインドスポット』ファンのみなさま、残り11話、ご一緒させてくださね。