
Episode10 Heroes of Patience
人間ハリーの遺体で修理した装置をテストしたハリーは愕然とする。人間化したハリーの体は、無害なはずの装置の影響を受けるように変化したのだ。一方、マックスを追えばエイリアンを見つけられると考えたキャスパーだが、悪知恵が働くサハルがいるマックスは手強かった。
アスタの怒り
ハリーの小屋にある冷凍庫で“ハリーの死体”を発見したダーシーは、ハリーが生きていたことで混乱する。ダーシーに「冷凍庫の肉を男の死体だと思い込んだ」と説明されたアスタは気にもしなかったが、診療所で保管している“死体の足”がハリーの足と瓜二つだと知ったことで、エイリアンハリーが人間ハリーを殺したと気づいてしまう。
怒るアスタに人間ハリー殺害を追求されたハリーは「彼が先に手を出した」と言ってみるが、アスタには通じない。「二度と会わない」とアスタに拒絶されたハリーの心に悲しみが広がる。“人間らしい”感情の源はアスタだと悟ったハリーは「君がいるから喜びも怒りも覚えた」と訴えるが、憤るアスタは「友達じゃない」と突き放す。
将官の手下
マックス宅に侵入したキャスパーとローガンは「エイリアンの目的は人類滅亡」と教えるが、マックスとサハルはハリーを守る。ふたりに手をこまねく中、別の部屋にいたケイトが現れ、家の外から銃を持つキャスパーを目撃したベンはマイクに知らせる。エイリアンは“診療所の医師”と突き止めたキャスパーはマックスたちを始末しようとするが、子供を守るベンとケイトに撃退される。
“診療所の医師”イーサンを捕らえたキャスパーとローガンの前に、満足そうな将官が現れる。任務を終えたローガンは、これでサイコなキャスパーと縁が切れると安堵するが、将官はキャスパーにローガンの始末を命じる。通りがかった住人のおかげで命拾いしたローガンは、その場に置き去りにされた。
人間の情
アスタに拒絶されたハリーは絶望し、装置のボタンを押してしまう。人類滅亡まで90分。空から装置を落とすため、ハリーは盗まれた宇宙船を奪い返すが、宇宙船の倉庫にはローガンからエイリアンの目的は人類滅亡だと教えられたマックスとアスタがいた。ふたりはハリーを止めるため、尾行していたのだ。
将官の部下に捕らえられたふたりを見たハリーは宇宙船から降りる。ハリーに助けられたアスタは任務をやめてと懇願し、アスタとの友情を取り戻したハリーは「誰も殺さない」と約束する。
宇宙空間で装置を処分したハリーは、人間と離れれば心の平和が訪れると考える。帰郷するつもりのハリーに声をかけたのは、いつの間にか宇宙船に乗っていたマックスだった。
サム殺人事件
見つかった証拠の数々から、マイクとリヴはハリーを新しい容疑者と断定する。ふたりの推理は正しく、5ヶ月前、サムのインスリンにボツリヌス毒素を混入させたのは本物の(人間)ハリーだったのだ。
おちゃのま感想
シーズン最終話は、あれやこれやと詰め込まれた内容でしたね〜。まず、サムを殺したのは人間ハリーでした。マイクの性格もあり、遅々として進まなかったサムの事件は、ラストにサプライズを用意してたんですね。サムとハリーの繋がりや、なぜ殺したのかは分かりませんが、ハリーの姿をしているエイリアンハリー(ややこしっ)が第一容疑者になってしまいました。
装置を爆破させたので、人類滅亡というハリーの任務はなくなったわけですが、マックスのおかげで今後も地球に留まりそうですね。今後は、人間化するハリーが“愛情”を理解してゆく姿を見てみたいです。あのピザへの執着は、アスタたち人間と育んだ“情”への執着に思えます(^.^;
エイリアンハリーのことだけでなく、将官に拉致されたイーサンや、人間ハリーの死体を見たダーシー、アスタとジェイの関係など、気になるサイドストーリーも盛りだくさん。予想以上に面白かったエイリアンの物語に大満足です。シーズン2も楽しみです!