Episode3 Secrets
雪解けが近づく中、眠れない夜を過ごすハリーは心配事を思いめぐらす。自分を守るため殺した人間ハリーの遺体のこと、宇宙船の破片と装置の捜索、そしてエイリアンの姿が見える少年マックスの件・・・。悶々とするハリーはせめて良い医者になるための勉強をしようと思い立つが、衝撃的な手術にショックを受ける。
ハリーの遺体
ハリーが診療所のソファーで熟睡しているジェイから眠るコツを学ぼうとしている中、保安官代理のリヴがやってくる。「湖で死体が見つかった」と教えられたハリーは愕然とする。死体は自分が殺した人間ハリーに違いない。
湖で釣りをしていた男性が見つけた遺体は、足だけだった。DNAサンプルを取るという名目で、足を診療所に持ち帰ったハリーは自分の足と比べてみる。細胞レベルで他の生命体をコピーできるハリーの足と、遺体の足は瓜二つだ。
身元特定を阻止する方法を考えたハリーは代わりの皮膚サンプルで窮地を乗り切るが、湖で残りの遺体を見つけるための捜索がはじまる。町長のベンが予算を心配するほどの大規模な捜索を仕切る保安官マイクの執念を見たハリーは、死体が見つかった場合の言い訳を考える。そんな中、監視するようにハリーのそばにいたマイクの犬が打ち上げられた遺体を見つける。
自宅の小屋に遺体を運んだハリーは、唐突に訪ねてきたアスタとダーシーをやり過ごし、地下にある冷凍庫に遺体を隠す。しかし、冷凍庫も安全ではなかった。帰りの挨拶に立ち寄ったマイクは止めるハリーを無視し、犬が見つけた冷凍庫を勝手に開けたのだ。冷や汗もののハリーだったが、マイクは犬の目当ては冷凍肉だと納得し、大量の肉の下に隠したハリーの遺体には気づかなかった。
アスタの心配
勘違いで参加した高校生のパーティーで、薬を勧められたアスタは顔色を変える。その薬が処方された日付はサムの死後だった。診療所にあるサムの処方箋用紙の紛失に気づいていたアスタは薬を取り上げるだけで、通報はしなかった。
帰ろうとしたアスタは酔いつぶれているジェイに気づく。ジェイを自宅まで送り届けたアスタは、サムを亡くし悲しんでるはずのジェイに癒やしの方法を教える。自宅に入るジェイの後ろ姿を見送るアスタは、赤ちゃんを手放した日を思い出す。
養父のダンと朝食をとるアスタは、養子に出したのは間違いだったかもと後悔を漏らし、ダンは「たとえ離れていても母と子の絆は決して切れない」と慰めた。
マックス問題
ハリーの小屋に押しかけたマックスの母ケイトは、エイリアンに取りつかれている息子への対処法を相談する。これまでサムに話を聞いてもらっていたケイトは、町の新たな医師ハリーに助言を求めているのだ。
マックスを消したいハリーは、どこか遠くへ引っ越して二度と戻ってこないことを勧めてみるが、「引っ越さない」と即答される。次にハリーは「彼は気を引きたいだけかも」と言ってみる。教師という職業柄、学校で息子と距離を置いてるケイトは納得する。
ハリーの助言(?)に従ったケイトはひとりでランチを食べてるマックスに話しかけるが、エイリアンの件でのけ者にされているマックスは母のせいで笑い者になる。そんなマックスの前に座った女の子は「エイリアンを信じる」と話しかけた。
謎のふたり組
ニューメキシコでエイリアンとの遭遇を武勇伝にしている男のもとに、「旅をしながらエイリアンの話を集めてる」というふたり組が現れる。武勇伝男は、宇宙船が地球に墜落した後、エイリアンの姿で放浪していたハリーが出会った男だった。情報を出し渋る武勇伝男を殺したふたり組の片割れは、殺しを責める相棒に「受けてる命令が違うのかも」と告げた。
おちゃのま感想
人間ハリーの遺体の一部が発見されるという、エイリアンハリーの大ピンチのエピソードでした。運良く乗り切ったハリーですが、天敵マックスに仲間ができ、エイリアンを捜す怪しげなふたり組も登場し、眠れぬ夜は続きそうです。あの怪しげなふたりの裏には何らかの組織がありそうですね。
アスタがジェイを気にかけてる理由は、養子に出した娘だからってことでしょうかね。ジェイは単位のためって言ってたけど、診療所での仕事は事情を知ってるサムがアスタとジェイのためを思ってのことだったのかな?ジェイを気遣うアスタの様子は、単に面倒見が良い職場の上司じゃないですよね。
ところで、強烈な性格のマイクのせいで影が薄くなってるけど、リヴは優秀ですよね〜。ハリーの正体に気づく人がいるとしたら、リヴかもしれません。
今回のツボは、「おまえのかーちゃんでーべーそ」的な言い合いでマックスに言い負かされてしまうハリー・・・。まったく意味不明なんだけど、なぜだかムカつくあの気持ち・・・分かる〜(~_~;)