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『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』小説で推測されるギレアデ国の背景

この記事は約5分で読めます。

 

 

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の原作である小説の中で、『侍女の物語』は発掘された古いテープに録音されたギレアデ国で侍女をしていた女性が残した記録で、研究される仮文書のひとつとして扱われています。

 

本編のオブフレッドの語る『侍女の物語』に続き、のちの時代のギレアデ研究者がこの文書について発言するという手法をとり、時代背景について推測を含む解説がされています。

そこで、その研究者たちのシンポジウムの内容から、この世界の背景を抜粋してみました。

(※ドラマでの設定は変わることもあると思うので、参考まで)

 

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場所

『侍女の物語』のテープが発掘されたのは、今のメイン州あたり。

 

オブフレッドが居住していた場所というわけではなく、あくまで発掘された場所です。

 

 

シーズン1第4話までの流れで、ドラマの舞台はボストン近郊だと想像できます。

 

 

 

語り手の女性(オブフレッド)

出産目的で集められた女性たちの第一陣のひとりと考えられている。

 

 

ドラマでは、ジューンたちが「儀式」の方法を知らなかったり、モイラが後に続く侍女たちを励ますために落書きしたりで、第一陣の女性たちと想像できる形で描かれてました。

 

 

 

侍女の選別

ギレアデ政府は「人工授精」と「妊娠促進クリニック」は思想に反するため禁止したが、「代理母(侍女)」については合法とし、「出産可能な女性たち」を集めた。

 

 

「出産可能な女性たち」を確保するため、政府は「再婚の夫婦と未婚者はすべて姦通罪になる」と定め、女性のパートナーを逮捕するという方法をとった。その後、この法律は国教会で式を挙げなかったすべての既婚者にも適用された。パートナーを逮捕することで、女性たちの確保は簡単だったとされている。

 

 

侍女にされた女性たちの子供は政府に取り上げられ、子供のいない上流階級の夫婦に養子として与えられた。

 

 

小説では、ジューンの夫ルークは再婚でした。

 

 

 

子供が生まれなくなった理由

出産率の急落の原因は、はっきりとは解明されていない。一因としてギレアデ時代直前まで広く普及していた中絶を含むさまざまな産児制限方法にあると考えられる。

(想像するに、出生率が減少する以前の世界では人口増加問題があったようです。)

 

 

エイズを始めとする伝染病、各発電所の事故や閉鎖、有害廃棄物、規制のない化学殺虫剤や除草剤の乱用、そして人工的に作られた生殖能力を失わせるウイルス。などなど、多岐にわたり要因は考えられる。

 

 

 

司令官について

研究者たちは『侍女の物語』の語り手の名がオブフレッドだったことから、フレッドの名を手掛かりに調べ、『侍女の物語』に登場する司令官はフレデリック・ウォーターフォードだと考えた。

 

 

ウォーターフォードは、ギレアデの思想と社会構造を生み出したとされる「ヤコブの頭脳集団」と呼ばれる極秘集団の初期メンバーのひとり。

 

 

侍女たちが着る赤い制服や、公開処刑『救済の儀』を発案し、小母制度を実施した人物ではないかと考えられている。市場調査の仕事した経歴がある。

 

 

侍女たちの名は、仕える司令官の名前に「オブ(~のもの)」をつけたものなので、簡単に司令官の名がフレッドだったとわかる仕組みです。

 

 

 

“小母”たち

女性たちを統制する最良で効果的な方法は、同じ女性によって統制させることだと考えられ、卓越した女性統制機関(小母)が作られた。

 

 

熱心なギレアデ信奉者だけでなく、特典が与えられる小母に喜んでなる女性は多く、中には「コロニー」への送還を免れるため小母になる者もいた。

 

 

 

コロニー

政府に不適格と見なされた人々はコロニーと呼ばれる場所へ送られた。

 

コロニーでは主に汚染物質の清掃をさせられ、人々は使い捨てられていた。運がよければ危険の少ない仕事を割り当てられることもあった。

 

 

 

反抗勢力

・メーデー

戦闘的な秘密組織
多くの秘密工作員をギレアデの支配階級層に潜入させた

 

 

 

・地下女性鉄道

純粋に救助活動を行う組織

 

 

 

 

海外の反応

カナダは隣国を敵にまわすことを恐れ、ギレアデからの亡命者を一斉検挙し引き渡しに応じていた。

イギリス諸島にはさまざまな女性擁護団体が多数存在した。

 

 

悪い評判をたてさせないために、ギレアデ政府は手段を選ばず亡命者の口封じに努めた。

 

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ここまでドラマを見た印象では(シーズン1第4話まで)、小説を基に物語を膨らませていると感じる内容で、今後さらにドラマオリジナルな内容が描かれていくのではないかなと期待を込め、想像してます。

 

どんな形でシーズン1を終え次へ繋げているのか、とっても楽しみです。

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ハンドメイズ・テイル

コメント

  1. huluで何気なく目に止まったので観たらとんでもない話でした。

    宗教は本来は心の拠り所だろうに観ているたびにギレアド政府の人間(私の中では人間じゃないです)に対する罵りの言葉が口からひとりでに出てきてしまいました。

    わたしは毎日のほほんヘラヘラ暮らすオバカ主婦なのですが、ドラマでフカンでの撮影シーンが出るたびにギレアドの上空から全土にまんべんなく聖☆おにいさんをばら撒いてやりたい衝動に駆られます。

    宗教を都合よく解釈するのは嫌いです。これ読んで発狂して滅びろー!!

    • マンガ化もしてほしいよね。さんへ

      こんにちは。コメントありがとうございます。

      ホント。本当に信仰心がある人はこの国の教えにいずれ疑問を持つんだろうな~と思います。そういう人たちの小さな力が集まって何か事を起こす・・・なんて展開ないでしょうかね~。原作では描かれなかった希望に期待してるんですが、先は長そうです。

      >>聖☆おにいさん
      の件に、妄想炸裂してます。ふたりが休暇で訪れた時代がギレアドだったら・・・、と。
      「この国、マジヤバイ」とふたりがヒソヒソしてる姿を想像中。

    • »聖☆おにいさんの件の、こんな下らない妄想に付き合って下さり嬉しいです(´Д⊂ヽ

       わたしは原作本を片手にドラマと同時進行させてますが、もうシーズン3は遅いから4辺りから、(旅費出してあげるから)例の二人のバカンス出演inギリアド!!を素で願ってしまうくらいの衝撃に襲われて家事が手に付きません。。。

      1話観るたびに降り立ち迷い歩くイエスを保護者が間違って連行し、司令官がいるあの議会室??で尋問した挙げ句に
      「えぇっ!?まさか御本人!!??」
      「ささささーせんっ!!さーせんでしたぁぁあ、、、!!!」
      高官ども全員アブラ汗ダクダクで土下座謝罪!!ジューンたちが、「うわ、アイツらあんだけ偉そうにしてたくせにだっせぇぇー!!」とゲラゲラ指さしてバカにして笑うというアイタタなシナリオを妄想して心をスッキリと休憩させないと次を見られません。、、、情けないな、わたし(笑)

      そんな私なので、ハートがノミどころかミジンコ過ぎてギリアドじゃ5分ももたないですね(¯―¯٥)

      年単位で耐えるなんて、すごすぎて侍女たちを称えて神社作って祀りたくなりますね(。ŏ﹏ŏ)

    • マンガ化もしてほしいよね。さんへ

      わたしもこのドラマ見るたび、心臓バクバクになります。
      ホラーを見てるような気持ちになってしまって、夢に見ませんようにと祈ってしまいます(;^_^A

      わたしの@聖☆おにいさん妄想は・・・
      ブッダ⇒川で沐浴中に吊るされた侍女たちの遺体を目撃。あまりの衝撃に螺髪が解けてしまう。
      イエス⇒天界で噂の『ルシファー』(ドラマ)のDVDを探すが、本屋さえ見つからず、あげくに迷子になる(ギレアドでは標識がなくなってるので)
      なんて、くだらないことを想像して、止まりません(汗)

      どこかで救いがあると思うのですが、まだまだですよね~。
      ビビリながらもシーズン3の配信が待ち遠しいです(*´ω`)

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おちゃのまのねこ
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