Episode9 Tenebris
【ざっくりあらすじ】
エリオットに捕らえられたエミリーが拷問に耐えている間、ニックは檻に閉じ込められた難民たちを逃がす。一方、エミリーの窮地を知りながらも、ナイフしか持たないカルは手出しできず、救出のチャンスをうかがう。
拷問
逃げ遅れていたラフィクの母親を脱出させたニックは、エミリー救出のため施設へ戻る。一方、施設への襲撃を知ったエリオットは「我々の未来を守らないと」と言い、重要なサンプルらしきものを収めたケースを技師の男に託し、施設から運び出す。
カイが盗んだファイルを探すエリオットは、アームストロングにさらなる拷問を命じる。椅子に拘束されたエミリーは、アームストロングの激しい拷問に耐え続ける。エミリーに“異常”だと批判されたエリオットは、このプロジェクトは君の想像よりずっと大規模と教え、「私の力は病原体の唯一の治療薬の保有にある」と豪語する。
カルの復讐
ニックの襲撃を受け、留置棟へ行くと知らせるアームストロングの無線を聞いたカルは、アームストロングを追いかける。
殺気立つカルと再会したアームストロングは、まだ少年のことを哀れんでいるのかとあざける。「ガキのことは正しい判断だった」と言い張るアームストロングに長年の苦しみをぶつけたカルは、ついに復讐を果たした。少年殺しを命じたカルにさせたように、アームストロングは自分を殺すカルの目を見ながら死んでいった。
エミリーの息子
エリオットが農場にドーキンスを送り込んだと知ったエミリーは、拘束具を外し、監禁された部屋から脱出する。次々と現れる警備の男たちを倒しながら、エリオットにたどりついたエミリーは銃を突きつけ、ドーキンスに連絡を入れろと命じる。
銃を向けられても「手遅れだ」と嘲笑するエリオットを殴り倒したエミリーは、エリオットの携帯からドーキンスへ電話をかける。電話に出た相手はフリンだった。ドーキンスは死んだと知らせたフリンは、ジャックとウォーレンがケガしたけど大丈夫と冷静だった。
農場に現れたドーキンスを倒したのはフリンだった。ジャックがドーキンスを阻止している隙にクローゼットの床下から脱出したフリンは、アーチェリーを練習していた納屋にドーキンスをおびき出した。アーチェリーで立ち向かいながら、フリンはウォーレンが「落ちると大変なことになる」と教えた古い井戸へドーキンスを誘導した。「撃たないで」と懇願するフリンに油断したドーキンスは、フリンの目論見通り、深い井戸の底に落ちたのだ。
制圧
フリンとの電話に気を取られているエミリーに、エリオットは準備していた注射器で襲い掛かる。しかし、エリオットをかわしたエミリーは、その注射器をエリオットに打つ。苦しみもだえるエリオットは「あの女は生物剤を入手済みだ」という言葉を残し、息絶えた。
応援部隊も到着し、施設は制圧された。ニックもカルも無事だった。安堵するエミリーの手には、エリオットから取り戻したカイのロザリオがある。
内通者の証拠
ウェッブが内通者だと特定したクラウンは、「決定的な証拠がいる」と言うガナーセンに従っている。「司法省にいる友人に調査用の令状を発行してもらう」とクラウンに知らせたガナーセンの調査で、ウェッブの3年前に亡くなった身内の口座にトンプソン殺害直後に5万ドルの送金があり、過去3年の間にウェッブがベルリンとオーストリアへ渡航していると判明する。
「トンプソンのかたきを討つ」とクラウンが意気込む一方で、ガナーセンは“手順”にこだわる。ホテルに宿泊しているウェッブを迎えに行ったふたりは、首をつったウェッブを見つける。ウェッブの部屋には、トンプソンが持っていた内通者捜しの極秘ファイルがあった。
おちゃのま感想
迫真のエピソード!エミリーへの拷問から、エリオットの死にざままで、すべてがすごかった~。
ジャックが撃たれたときはここでお別れなのかと思い、うるっとしてしまいましたが、フリンの話では大丈夫そうです。よかった。ジャックに厳しかったウォーレンは、やはり父親ですね。あのぶっきらぼうな励まし方…親子の絆を感じました。
それにしてもフリンがすごかった。なんだか覚醒したみたいな戦いぶりでした。もしかして、前シーズンのオデュウェルの研究につながるの?ドーキンスも言っていたけど、エミリーの本能を感じさせるフリンの冷静さでした。
さて、内通者として特定されたウェッブが死んでしまいましたが、この結末にクラウンは納得するでしょうか。あまりに出来すぎな気がするんですよね~。ウェッブの証拠を揃えたガナーセンはやっぱり怪しいと思うんだけど。
次はいよいよ最終話。今シーズンはどんな形で終わるのでしょうか。早くカイのファイルの中身を見たいよ~!