約半年ぶりの今月のピックアップは、5月20日(2022年)よりAmazonプライムで配信が始まった『ナイトスカイ(天空の旅人)』を選びました。シーズン1、全8話。週末イッキ見できるボリュームの作品です。

『ナイトスカイ(天空の旅人)』のジャンルはSFミステリーだと思うのですが、“ミステリー”の部分は今後の展開で、アドベンチャーとか、ファンタジーとかに変わるかもしれません。そんなわけで、SFという大きな枠組みの中にいろんな要素が詰め込まれている物語です。
物語の始まりは『老夫婦フランクリン(J.K.シモンズ)とアイリーン(シシー・スペイセク)が暮らす家の裏庭には、どこかわからない惑星に通じる地下通路がある。通路を倉庫で隠したふたりは、窓の外に広がる惑星を眺めることを密かな楽しみにしている。そんなふたりの隣に引っ越してきたバイロンは、老夫婦が深夜に通う倉庫に興味を抱き、静かだったふたりの生活に変化が起きる』というもの。
『フランクリンとアイリーン宅の裏庭にある秘密の地下通路が別の惑星に通じている』という奇想天外な設定が大きな鍵となるドラマですが、高評価の理由は登場人物の描き方にあるように感じます。このドラマを見る前に、同じアマプラの新作ドラマ『Outer Range』(広大な牧場に大きな謎の穴が出現するというSF)を視聴したのですが、登場人物までもが謎めいていてハマりませんでした。そちらを観てからの視聴だったせいか、『ナイトスカイ』は人物描写の細やかさに引き込まれました。
特に物語を牽引するフランクリンとアイリーンから感じ取れる長年連れ添った夫婦の空気感は、説得力があります。wikiによると、フランクリン役はエド・オニール(『モダン・ファミリー』のジェイ)からJ.K.シモンズにリキャストされたとのことですが、他の俳優さんなど考えられない素晴らしさでした。
老夫婦の物語のような説明になってしまいましたが、SFの肝である謎も興味深いドラマです。通路を通ってフランクリンとアイリーン宅にやってきた青年ジュードの登場から、『謎の装置(通路)』をめぐる壮大な物語が展開します。
残念ながら、シーズン1でキャンセルされてしまいました(涙)
こちらの↓記事に思いをまとめました。
約半年もお休みした【今月のピックアップ】ですが、復活させてみました。
その月に観ようと思っているドラマタイトルをダラダラと書いただけの記事から、ピックアップ記事へと変化させながら続けてきましたが、視聴媒体が配信サービス主体になったこともあり、自分の中では難しいカテゴリーになっておりました。いっそ終了しようかとも思ったのですが、あまりプレッシャーに感じない程度に不定期でも続けてみようと思います。
さて、お知らせですが、新しいタグ(『Limited Series』『Musical』『Disney+』『TWDU』)を追加しました。『TWDU』は、これまで記事にしていたTWDとFTWDにワールド・ビヨンドが加わったので、タグとしてまとめてみました。『Disney+』の分類は少し曖昧ですが、Disney+で視聴したという意味合いで作ってみました。
6月は、『ブラックリスト』を1話ごとアップしてゆきます。記事数も減っておりますが、細く長く・・・頑張ろうと思います。(๑•̀ㅂ•́)و✧