『グレイズ・アナトミー』シーズン14にて、アリゾナとエイプリルが病院を去りました。
このドラマの好きなところは、主人公のメレディスだけでなく、メインのキャラたちの人生をちゃんと描いている点です。「誰の人生にも物語はある」という当たり前のことを、ちゃーんと描いてくれてます。そんなわけで、アリゾナとエイプリルに次の章へ進む時が来てしまいました。このふたりが抜けるなんて寂しくて仕方ないけど、ふたりのために用意された“卒業”の理由は、温かく送り出さなきゃ!という気持ちになれるものでした。
エイプリル
ここ数シーズン、辛い出来事が多かったエイプリル。いつも明るく陽だまりのような存在だったエイプリルが信仰に迷い、苦しむ姿は見ていて辛いものがありました。なので、暗闇から抜け出して、次のステップへ進むことはよかったと思っております。
エイプリルは、かつて結婚しようとした元恋人のマシューと再び結ばれ、今後は教会でホームレスを支援するそうです。もちろん医師として。マシューとの再会は、結婚式当日エイプリルに捨てられたのち結婚したマシューの妻カリンが“グレイ・スローン記念病院”へ搬送されてきて、そのカリンが出産後亡くなり・・・というもの。
信仰のあるエイプリルとマシューが、課せられた運命をどう受け止め、どう乗り越えたのかは描かれませんでしたが、苦しい時間を過ごしたふたりが穏やかに互いを愛する姿が見れてよかったです。
アリゾナ
アリゾナはカリーの暮らすNY行きを決断しました。きっかけはNYを恋しがる娘のソフィアですが、アリゾナ本人もカリーが恋しかったんですよね~。
アリゾナは、胎児外科に転向させたハーマンが新たに作るセンターで働くことになってます。センターの目的は“女性と胎児にとって安全な国”を目指すこと。そのセンターはアリゾナの希望でNYに作られることになりました。
ところで、“卒業”とはまったく関係ないお話なのですが、今シーズンアリゾナ周辺の登場人物の名前がややこしすぎでした。
・元妻カリー(Callie )
・救えなかったマシューの妻カリン(Karin)
・新たな恋のお相手カリーナ(Carina)
吹替え版で見ていると、頭がこんがらがってしまいます。これ、何か思惑があっての役名なんでしょうかね~。特にマシューの妻の名がカリンっていうのは紛らわしかった~(´・ω・`)
エイプリルとアリゾナは親友といってもいい間柄で、エイプリルがマシューと付き合っていることを打ち明けていたのはアリゾナだけでした。そんなふたりがそろって去った病院には、ぽっかりした空間ができそうです。まだまだグレアナは続くので、いつの日かふたりのその後を知ることができるといいな~、なんて思ってます。
エイプリルとアリゾナが笑顔で毎日暮らせますように。