Episode1 00:42:30
【ざっくりあらすじ】
詐欺罪と殺人罪でハンターが起訴されたのちも、変わることのないチャスティンが停電になった。嵐が原因だと判断したベルは外傷センターの受け入れ中止を命じ、損失を食い止める戦略を練るため部長クラスの職員たちを集めた。
停電の原因
いち早く非常用電源を確認したコンラッドは、非常用電源がICUにまったく届いてないとベルに知らせた。死人が出るというコンラッドに反論できず、ベルは損失に繋がる転院を指示した。
チャスティンの会長になったマーシャル(コンラッドの父)からの電話を無視し続けているベルに、停電の原因はサイバー攻撃だと報告がされた。ベルたち経営陣は、システムを止められないという理由でセキュリティーの導入を却下していたのだ。
外国からの攻撃と考えた担当者は犯人の要求額を支払うのが手っ取り早い解決法だと提案するが、その後、攻撃は病院内からだと判明した。
即席の手術室
受け入れを中止したERに腹部を撃たれた少年が搬送されてきた。ベルの指示に背くだけでなく、手術室も使えない状況で、コンラッドとデヴォンは少年を受け入れた。システムダウンで外科医を呼び出すのにも時間がかかり、内科医のコンラッドがその場でメスを握った。
ERへ駆けつけた外傷外科チーフのノーランに「発電機も壊れた」と知らされたコンラッドは、戦地での経験を活かし、病院の一角に手術室を作る。外の消防車のライトで明かりを確保した空間で行われている手術に気づいたベルは、少年の命を救おうと奮闘するノーランを責めた。患者を受け入れたと名乗り出たコンラッドを止めたノーランは、外傷外科のチーフとしての責任を示した。
暗闇の中の手術
停電発生時、オースティンとミーナは新生児メイベルの心臓手術中だった。『電力が戻るまで手術は中止』という病院の規則に従えば、メイベルの命を救うことはできない。オースティンは「この子の命よりキャリアが大事な者は?」とスタッフに確認し、手術を続けた。
オースティンは、非常用電源が切れると予測した40分後にタイマーをセットした。外の状況がわからないまま手術を続けるミーナは不安に駆られる。ミーナの不安の理由はICUに入院しているマイカだと見抜いたオースティンは看護師に確認の電話を命じ、ミーナにマイカの無事な声を聴かせた。
セットしたタイマーのカウントダウンが始まり、オースティンは「俺たちは力を合わせて一致団結する」と、手術室のスタッフたちを鼓舞した。非常用電源が切れても手術を続けたオースティンのチームは、それぞれの役割をやり遂げ、小さなメイベルの命を救った。
犯人の正体
入院時からスマホを離さないSLE(全身性エリテマトーデス)の患者ジョプリンが、症状を偽っていることに気づいたニックは、以前未遂で終わったサイバー攻撃の日にもジョプリンが病院にいたと知った。ニックに疑われたジョプリンは、あっさり犯行を認めた。MITでソフト開発を学んでいたジョプリンは高すぎる治療費のため大学を中退し、妹を支える姉は自己破産していた。病院を恨むジョプリンは経理のデータをハッキングし、自分の請求書を消去したのだ。
経理だけ狙ったつもりが病院全体を停電させたと知ったジョプリンは動揺し、ハッキングする前の病院のバックアップデータを渡した。心から謝罪するジョプリンを見たニックは、ジョプリンの事情をコンラッドに知らせた。
犯人は治療費で困窮した患者だったとベルに報告したコンラッドとニックは、公表すれば病院の評判がまた落ちると指摘した。患者に肩入れするふたりに呆れながらも、ベルは責任逃れができる『嵐のせいで停電した』という案を受け入れた。
嵐が去って・・・
ノーランが手術した少年は助かった。「君を称えるか殴るか迷うよ」と、ノーランは規則を守らないコンラッドに声をかけた。ノーランを呼びつけたベルは労うこともなく、「最初に(少年を)切ったのは誰だ?」と質問した。
体調を気遣うミーナに、マイカは「一生ここにいるかも」とつぶやいた。
おちゃのま感想
シーズン2初回から大きなトラブルに見舞われたチャスティンでした。
新たなシーズンではありますが、やはり気になるのはハンターが起こした事件のこと。事件はハンターの個人クリニック内で起きたことにされていますが、ハンターがリリーを殺したのはチャスティンなので、その辺どう処理されたのか知りたいです。訴訟を起こしてたリリーの家族はどうしたのかな。
有罪が確定すれば死刑もあり得るというハンターには、何か司法取引できるネタがあるのでしょうか。抜かりない人だったので、何か隠し玉を持ってたりして。ハンターの事件のその後のことは、会話の中にはさむだけでもいいので教えてほしいです。
それはそうと、マイカの具合が悪そうなのが気になります。