レジデント 1 第9話「操られる命」【あらすじ感想】

The Resident

Episode9　Lost Love

【ざっくりあらすじ】
コンラッドの元婚約者のキャサリンが救急搬送されてきた。コンラッドがチャステインで働いていると知っていたキャサリンが「チャステインに運んでほしい」と希望したのだ。11年ぶりに再会したキャサリンを、コンラッドは「旧友」とニックに紹介したが、キャサリンは元婚約者だとバラしてしまう。

11年ぶりの再会

コンラッドが過去に婚約していたことを知らなかったニックは、驚くより呆れた様子で病室を出て行った。コンラッドの「彼女は結婚している」という説明に耳もかさないニックだったが、「今は愛してないが、大切な人だから治したい」というコンラッドの気持ちに理解を示した。

ニックの指輪に気づいたキャサリンは、ニックがコンランドの特別な人だと気が付いた。指輪はコンラッドの亡くなった母親が「“最愛の人”に」と、出征するコンラッドに譲った形見だ。指輪の重さを知ったニックは返したほうがいいかと聞くが、ニックの指にあることを望んでいるコンラッドは「君のものだ」と返事した。

急性腹症で入院したキャサリンは妊娠していた。コンラッドから「妊娠してる」と知らされたキャサリンは「早く夫に知らせたい」と喜んだ。キャサリンが子供を欲しがっていたことを知っているコンラッドは「おめでとう」と祝福した。

妊婦の手術は避けたかったが、キャサリンは急変し手術が必要になった。当番医がベルと知ったコンラッドは非番のジュードを呼び出した。訴訟を避けるため独自の透明性を目指すCEOのクレアから「手術の様子を録画する」と知らされ、窮地に陥っていたベルは「ひとつ貸し」と、コンラッドの勝手をすんなり許した。コンラッドはニックに捨てられたと認め、快く駆け付けたジュードにニックのことを託した。返事をすることもできずジュードはキャサリンが待つ手術室へ入った。

開腹すると腹腔内は血の海だった。出血点が見つからず、キャサリンは危険な状態になる。手術を見ていたコンラッドは再度画像を確認した。コンラッドは産婦人科が見落とした子宮外妊娠を発見し、無事手術は成功した。キャサリンは正常妊娠していたので、産婦人科は卵管に着床した子宮外妊娠を見落としたのだ。10万に1つのその症例をミーナは報告することにした。

セカンドオピニオン

「助かるためには移植しかない」とリリーに断言していたハンターは、移植ができなくなったことで「化学療法で助かる」と説明し、さらに強い薬での治療を始めた。化学療法で苦しむリリーはハンターの矛盾に疑惑を抱き、ニックの勧めるセカンドオピニオンを受けることにした。

ニックが紹介した医師は、以前ニックが勤めていた腫瘍内科のオズダー医師だ。ニックはオズダーを信頼しており、丁寧で優秀な医師だと請け合った。リリーのセカンドオピニオンを引き受けたオズダーは、診断を下した最初からの全記録をハンターに請求した。愛想よく「用意します」と応じたハンターは、さりげなく紹介者を尋ね、ニックが図ったと知った。

ハンターの患者15人から話を聞いたプリヤは「全員がハンターのことを“命の恩人”と絶賛していた」と報告した。投薬による健康被害は通常の治療と変わらず、治療不能の状態から完全寛解した人が4人もいるとわかった。「完全寛解したなんて信じられない」と言うニックに、コンラッドはハンターの治療が効果ある証明になると指摘した。リリーの移植でのミスを気に病むハンターを見たコンラッドは「とにかくオズダー医師の診断を待とう」と、リリーだけでなくハンターの患者を心配するニックを説得した。

リリーの不安

化学療法のせいでショック状態になったリリーが救急搬送されてきた。入院したリリーは「もう化学療法は受けたくない」と訴えるが、ハンターは「みんな一度は中断したくなるの」と励ました。ハンターはニックをリリーの担当に戻し、ニックにリリーへの投薬を指示した。ニックは腎機能が回復したばかりのリリーには多すぎるのではと指摘するが、ハンターは「ゆっくり入れれば大丈夫」と断言した。

ニックの退勤を確認したハンターは、密かにリリーの病室を訪れた。その後、病院を出たハンターはベルをディナーに誘った。「今から？」と驚きつつも、ベルは快く応じた。

リリーは急変し、コンラッドたちが手を尽くしても救うことはできなかった。

おちゃのま感想 ★★★★