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ニュー・アムステルダム 1 第2話「祈りよ届け」【あらすじ感想】

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New Amsterdam

 

 

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Episode2 Rituals

【ざっくりあらすじ】
大胆な改革を進める一方で、マックスは院長や腫瘍科のヘレンからの連絡を無視し続けている。忙しい合間を縫って病室に顔を出すマックスに、妻のジョージアが求めているのは心を開いてくれることだった。

 

 

少年レオの苦しみ

精神科のフロムは、昼間の眠気とおねしょの問題のある10歳の少年レオを診察した。数年前に父親を亡くしているレオは様々な薬を飲んでおり、その影響で会話もできないほど無気力だった。原因をつきとめるため、フロムは内科医のカプールとともにレオの断薬を母親に提案する。母親によると、レオの投薬は学校で発作的に暴れたことが始まりだった。薬が招いた糖尿病でおねしょをしていると教えられた母親は「息子を助けたかっただけなのに」とショックを受けた。

 

 

治療法の変更を知らされた学区の精神科医ヴィラリアルは「薬をやめたらレオはNYの公立学校にいられなくなる」と警告した。通学の条件として学校が生徒に規制薬物を強要することは2004年に禁止されていたが、レオの母親は学校に同意の署名をしていた。「本当に治せる自信があるのか」とフロムたちに確認したマックスは、NY公立学校と裁判で争うことを提案する。ニューアムステルダムには患者の権利を擁護する目的で院内に法廷を設けているのだ。

 

 

法廷に臨んだカプールはレオの問題を解明するための治療計画を示し、処方したヴィラリアル医師が3000人以上の生徒を受け持っている点を問題視した。一方、ヴィラリアル側は激しく同級生を殴り続けるレオの映像を提出し、処方の正しさを訴えた。

 

 

映像を見たフロムは、レオが激しく怒っている点に着目した。怒った理由を質問されても、薬の影響下にあるレオは説明できない。レオからケンカの理由を聞き出すため、裁判中にもかかわらずカプールは透析でレオを急速解毒した。裁判に負けた場合の病院の責任を気にするマックスはカプールに抗議するが、「患者第一主義じゃないのか」というカプールの指摘に反論できない。

 

 

「僕が悪いんだ」と話し始めたレオは、ケンカの理由を打ち明けた。激しい暴力の理由は同級生に「おまえもパパみたいに死ね」と言われたからだった。その言葉は父の死に責任を感じていたレオを激しく傷つけたのだ。判事に意見を求められたフロムはレオに必要なのは罪悪感の克服だと説明した。薬が抜け、久しぶりに笑顔を見せたレオを母親はしっかりと抱きしめた。

 

 

レオの件を経て、カプールは久しぶりに子供に電話をかけた。相手は出ず、カプールは「あとで電話をくれ」とメッセージを残した。子供はいないとフロムに話していたカプールには、別れて暮らす子がいたのだ。

 

 

 

まじないの効果

呼吸困難と胸痛で搬送されたジョゼットは傷心症候群だった。原因は人道支援していたハイチで起きた土砂崩れを嘆き悲しんだためだ。手術をすると聞いたジョゼット本人も、家族も、厄除けの儀式を希望する。しかし、執刀するレイノルズは『肌を傷つけて薬草を塗り込む』という儀式を認めなかった。儀式を拒否されたジョゼット家族はマックスに苦情を訴えてみるが、レイノルズはマックスの説得にも応じなかった。

 

 

手術室へ向かおうとする度ジョゼットは不安定な状態になる。外科医としてのプライドのために、あくまで儀式を認めないレイノルズに、ローレンは「患者が信じて必要としている儀式をさせてあげれば」と反発した。ローレンの意見に従うことに抵抗を感じつつも、レイノルズは儀式を認めた。儀式を終えたジョゼットは安定し、手術室へ向かう。手術中、ジョゼットは心肺停止に陥ったが、レイノルズは諦めなかった。ジョゼットの命を救ったレイノルズは、朗報を待ちわびる家族に「儀式が効きました」と報告した。

 

 

 

マックスの問題

患者の診察を始めた腫瘍科のヘレンは、患者の辛い現実に心を痛める。屋上に隠れたヘレンは、同じように屋上へ逃げてきたマックスと鉢合わせした。妻のジョージアにがんのことを知らせてないマックスは、言えない理由をヘレンに打ち明けた。マックスの仕事に耐えられなくなったジョージアに、マックスは“変わる”と約束したが、ニューアムステルダムの仕事をオファーされたとたんジョージアに相談することもなく引き受けてしまったのだ。それは、マックスの願いでダンスの仕事を辞めたジョージアが妊娠した矢先の出来事だった。そのことでふたりの関係は再びこじれたのだ。

 

 

「ひとりでしょい込むのは無理」とヘレンに背中を押されたマックスは、ジョージアの病室へ向かう。ジョージアの担当医に「彼女にストレスを与えないように」と注意されたマックスが妻に言えた言葉は「愛してるよ」だった。

 

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おちゃのま感想

3.5

マックスが主役のドラマですが、マックス中心に物語が進むというより、マックスは各エピソードを繋ぐパイプ的な役割を担ってます。まだ2話目ですが、目立ちすぎず、しっかりとした存在感を示しているマックスの立ち位置が好印象です。

 

医療改革がテーマなので、登場する医師たちも等身大な印象で、親しみを感じられます。特にフロムとカプールは良い味だしてますよね~。お喋りで気のいいフロムと、じいさま扱いされているカプールの仙人のような雰囲気は相性ばっちり。患者の話に感情移入してしまうヘレンにも人間味を感じます。問題はマックスが避けている病院長でしょうかね?

 

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