
Episode11〜22
この記事はわたしの感想をまとめたものです。あらすじの詳細は省きました。ご了承下さい。
ざっくりあらすじ
リアは母子ともに命の危機をのりこえ、ショーンは子供の誕生を心待ちにしながら仕事でもプライベートでも充実した日々を送る。自宅が全焼したグラスマンはショーンと同じアパートメントに引っ越し、これまで以上に家族同様の時間が増える。一方、病院には別の道に進んでいたジャレッドが研修医として復帰し、ショーンは友人を指導する難しさを学ぶ。子供の誕生が近づく中、グラスマンの些細な変化に気付いたショーンは執拗な調査を始め、グラスマンのキャリアを脅かすことになる。
おちゃのま感想
シーズン6後半は、ジャレッドの再加入もあり、萎えてた心が少し立ち直りました!ストーリーのほうも違和感で悶々とすることもなく、ショーンを中心とする人間ドラマに集中していた印象です。
後半部分の見どころは、ショーンと父親的存在のグラスマンとの関係でした。グラスマンがご近所さんになったことで、より家族的な雰囲気(リアを含め)を演出する一方で、家族ゆえの煩わしさもちゃんと描かれてました。孤独だったグラスマンとショーンが家族になり、そこにリアが加わり、赤ちゃんも誕生する。時間をかけて築き上げた関係性が見える、グッド・ドクターの原点に戻ったような内容に感慨深いものを感じ、嬉しくなりました。
そして、ショーンとグラスマンの家族としての繋がりを強調する一方で、医師としての対立も描かれました。グラスマンの異変を察したショーンの執拗と言っていいほどの粘り強い調査で問題が判明したことは良かったのだと思いますが、ショーンのほうも大局的視点で行動できない点が浮き彫りになった印象です。たとえ正しいことでも、相手への敬意は必要です。キャリアを終わらせるようグラスマンを説得する役目は、外科部長であるリムの仕事だったはず。ふたりの関係修復はファイナルシーズンに持ち越しです。
他のキャラに目を向けると、唐突だったモーガンの母になる件は、母親を亡くし病気を抱える赤ちゃんを引き取る物語に繋がっていました。初めての育児でボロボロになってるモーガンを支えるのは、やっぱりパクですよね。別れてからというもの、ふたりの存在感が薄れつつあるので、次シーズンでは復縁してほしいものです。そして、ジャレッド!ジャレッドらしい華々しいエピソードでの復帰でしたが、どこか居心地悪そう。早々に退場したこともあり、ショーンとの友情もクレアほどではなく、微妙な空気になってた気がします。ガンバレ!ジャレッド!
さて、このところの見せ場が恋愛問題に終始してる感のあるアンドリュースは、ここで退場です。アンドリュース役のヒル・ハーパーさんがミシガン州上院議員選挙に立候補することでの降板なのですが、予備選で敗れたことや、次がファイナルになったことを思うと、ラストまで完走してほしかった思いは残り、そこはかとなく寂しいお別れになってしまいました。