Episode9 Incomplete
【ざっくりあらすじ】
メレンデスと別れたリムは辛い気持ちを抑え、“忙しい”を理由にメレンデスを避ける。一方、メレンデスは交通事故で搬送されたケインを執刀するが、ケインは昨夜クレアが一夜を共にした行きずりの相手だった。ケインが麻薬を使ったと知っているクレアはドラッグの可能性を示唆し、ケインの命を救った。
一夜の代償
麻薬の使用を言い当てたり、ケインを避けるクレアの様子を不審に思ったパクは、ケインの事後現場を調べ、クレアの部屋の近くだと知る。パクにケインとの関係を聞かれたクレアは「ゆうべ一緒にいただけ」と答え、仕事に支障はないと主張する。最近クレアに何か辛いことがあったと察したパクは行きずりの男性と寝るクレアを心配するが、クレアは聞く耳をもたない。
パクは、クレアがケインを避けたせいで血栓の発見が遅れたことをメレンデスに報告せず、メレンデスに「よく血栓に気づいたな」と褒められたクレアは「チームのチカラです」と弱々しく返事する。手術が無事終わったとケインの妻に知らせたクレアは「長年の苦しみをぶつける時です」と、夫の浮気を疑う妻の背中を押す。クレアとふたりきりになった際、「君も俺と同じズルい人間だ」と指摘したケインは、この先も妻と別れず、浮気もやめないと断言したのだ。
ケインの病室から出てきた妻は、ふたりの様子を遠くから窺っていたクレアを殴った。何も言わず、その場から逃げ出したクレアを追いかけたメレンデスは、苦しそうに涙を流すクレアをそっと支えた。
愛情と親密さの関係
ショーンとモーガンが担当するジーニーは骨盤内にガンが見つかる。手術をしても帝王切開で子供は持てるが、セックスはできないと教えられたジーニーは手術を拒否し、婚約者のトニーも同意する。
リスクを選ぶ決断に納得しないモーガンは「手術しないと彼女は死ぬ」と主治医のアンドリュースに訴えるが、アンドリュースは婚約したばかりの若いふたりの決断に理解を示す。安定したら退院させろと命じられたモーガンは、ジーニーの意思を尊重すると言うトニーに「ウソをついて」と頼み、トニーは手術してもふたりの親密さや愛情は変わらないとジーニーを説得した。
ジーニーの手術中、アンドリュースに「よく説得した」と褒められたモーガンは、トニーにウソをつかせたと打ち明ける。アンドリュースは「彼は気付いてなくても、本心かもしれない」と言い、強引な手段をとったモーガンを責めなかった。
ショーンの不安
地道な努力の末、ショーンはついにカーリーとのセックスを決意する。しかし、期待や喜びとは裏腹に、その夜、ショーンは関係を進めることができなかった。
カーリーの不完全なハートのタトゥーに不安な気持ちにさせられたとショーンに相談されたグラスマンは「不安の理由はカーリーと親密な関係になることだ」と諭す。グラスマンの説に納得しないショーンは「問題はタトゥーだ」とカーリーに打ち明けるが、カーリーがペンでハートを完全にしてもショーンの不安は消えなかった。
これを乗り越えないとカーリーを失うと恐れながらも、ただ抱き合うこともできなかったショーンは、その日、グラスマンから「今後は境界線を設けよう」と告げられていた。ショーンにも相手ができたことで、デビーの意見に従ったグラスマンは、ショーンとの接し方を改めると決めたのだ。
自宅へ戻ったショーンをグラスマンが待っていた。「ワイオミングのお母さんから電話があった」と切り出したグラスマンは、ショーンの父の余命があと数日だと知らせた。
おちゃのま感想
ショーンとグラスマンの関係は、ショーンが一方的にグラスマンを頼っているというより、娘を亡くしたグラスマンにとってもショーンは心の支えのように感じます。なので、距離を置くということはグラスマンにとっても寂しく辛い決断なんだと思います。
カーリーという恋人ができた今、ショーンがグラスマンのもとを巣立つ良いタイミングなんですよね。でも、ショーンに心の準備ができていないところが問題です。ショーンが不安になって当然だと思うけど、もし相手がカーリーでなくリアだったら違ったのかな?などと考えてしまってます。
次回はショーンの両親が登場です。グラスマンは連絡を取り合ってたんですね。ショーンのウサギを殺したあの酷い父親が出てくるのか…( 一一)