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フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 8 後半エピソード10~12【あらすじ感想】

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Fear the Walking Dead
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Episode10〜12

この記事は下記のエピソードを簡単にまとめたものです。詳細ははぶいておりますので、ご了承下さい。

第10話 つなぐ遺志(Keeping Her Alive)
第11話 生き残るため(Fighting Like You)
第12話 それぞれの道(The Road Ahead)




【ざっくりあらすじ】保護という建前でビクターが拉致したトロイの娘トレイシーをめぐり、パドレは分断する。裏切り者のビクターがパドレを仕切ることに納得していないジューンたちは、「(自分は)変わった」と主張するビクターに行動で示すよう求め、従うと見せかけたビクターはトレイシーを連れて逃走する。

トロイの娘

パドレの場所を知ったトレイシーをトロイのもとへ戻せないビクターは、トロイに殺され“死人”になったアリシアを捜すマディソンに助けを求める。トレイシーがアリシアを捜す手助けになると教えたビクターは、その証拠としてトレイシーのネックレスを示す。そのネックレスは、かつてビクターがアリシアに贈ったものだった。

トレイシーの案内でアリシアのもとへ向かうマディソンたちに、トロイを憎むダニエルも加わる。途中、ダニエルは信用できないビクターを追い払い、トレイシーはマディソンたちを罠にはめて父トロイのもとへ戻る。

セカンドチャンス

ウォーカーに囲まれたビクターは、懐かしの装甲車に乗る女性グループに助けられる。アリシアの魂を受け継いだという彼女たちの話から、ボートで仲間を送り出した後のアリシアの行動が判明する。タワーから取り出した燃料で装甲車を動かしたアリシアは人命救助活動を続けていたのだ。恩人であるアリシアの影響を受けた彼女たちが現れた理由は、マディソンがトロイに追われていると知ったからだった。

一方、パドレを守るため、マディソンはトロイと対峙する。パドレ奪還を目論むシュライクの弟に襲われ、底なし沼に落ちたふたりは死を覚悟するが、脱出法を見つけたトロイはマディソンを助ける。

セカンドチャンスを求めるトロイはパドレへ向かっていた死人の群れを止めるが、トロイをパドレに受け入れるかどうかで仲間たちの意見は分かれる。そんな中、トロイを受け入れることができないマディソンは、アリシアの義手をトロイに突き刺す。死にゆくトロイは「トレイシーはアリシアから奪った子供だ」と告げ、息を引き取った。

再会

マディソンがトレイシーを孫として受け入れる一方で、トレイシーを取り戻したいトロイの手下は死人の群れをパドレに差し向ける。残された時間をアリシア探しに費やしたいマディソンはパドレに手を貸すことを拒むが、絶望するトレイシーを見て思い直す。

野球場で家族を救ったときのように、自らを犠牲にしたマディソンは窮地に陥ったパドレの仲間たちを救う。ビクターからマディソンが身をもって示した“信念”の話を聞いたトレイシーは、崩壊したパドレのがれきの下に埋もれたマディソンを救出し、海辺のテントで介抱する。

ふたりが心を通わせる中、テントに現れたのはアリシアだった。命がけで人々を救った人がマディソンという名前だと知ったアリシアは、母が生きているか確かめようと“マディソン”を探していたのだ。

死んだと思っていた家族を見つけたマディソンとアリシアは言葉もなく抱きしめ合う。アリシアの話から、トレイシーの母親はトロイの妻セリーナだと判明する。死を悟ったトロイが嘘をついた理由は、マディソンが命がけで子供を守ると知っていたからだった。

旅立ち

パドレを失った仲間たちは、それぞれ新しい道へ進むことになった。ようやく互いを認めあったビクターとダニエルは和解し、パドレの子供たちの親さがしを引き受けたドワイトとシェリーは本当の聖域を作ると決める。ジョンと出会ったテキサスの小屋へ戻ることにしたジューンには、ジューンを慕うオデッサ(ダヴ)が一緒だ。愛猫と再会したダニエルはルシアナと去り、フランク親子と出発するビクターは仲間の旅立ちを見守るマディソンたちに気づく。

仲間たちの旅立ちを密かに見届けたマディソンとアリシアはニックの遺灰と新たな家族トレイシーと共に、家族が暮らしたロサンゼルスへ向け出発した。

 

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おちゃのま感想

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド完結です。最終話まで見届ける気力が続くかしら?と思ったりしましたが、なんのなんの!完走しました!

 

FTWDがシーズン8で完結するというニュースを見たとき、ファイナルに対する思いを記事にしたのですが、わたしのささやかな希望(マディソン&アリシアの再会とドワイト&シェリーが生き延びること)がかなって嬉しい限りです。たった2つの希望でしたが、かなり難しいかなと思ってただけに、見終わったいま満足感に浸ってます。

 

ファイナルシーズンが(前半も後半も)子役頼みのストーリーになったことにかなり落胆しましたが、心に広がった不満や愚痴のモヤモヤはアリシアがすべて払拭してくれました。これ、アリシア役のアリシア・デブナム=ケアリーさんの出演がかなわなかったら、どんなオチになってたんでしょね。そうならなくてよかった。シーズン7のラストシーンでアリシアを殺さずにいてくれてありがとう。

 

さて、最後の感想は良かった点に目を向けてゆきたいと思います。

 

まず、世界が変わり始めた第1話から見続けたファンを喜ばせるかのような、原点を知るマディソン&ダニエル&ビクターの会話。前半でモーガンの物語を終えてくれて本当によかったと思えた瞬間でした。偶然の出会いから不穏な世界を共に旅する仲間になり、断ち切れない不思議な絆で結ばれたマディソンたちの関係は、家族とか運命とか、そんな言葉では言い表せません。7年もタイムジャンプしたことで、混乱が治った(ように見えた)ダニエルと、良心を取り戻した(と信じたい)ビクターが最後は歩み寄れてよかったです。

 

そして、そして〜!ウォーカーが押し寄せる絶体絶命のパドレで指揮をとったのはドワイトでした。ドワイトにそんな重要な役割がまわってくるとは!と感動しつつ、スポットが当たりすぎて命を落とさないかとハラハラ・ドキドキ。あのシーンは、きっと何テイクもこなしたんでしょうね。ドワイトの枯れそうな声に泣けました。本当の聖域を作りたいって語るドワイトは、さらに感動でした。長い長いドワイトの旅を見届けられて、本当によかったです。シェリーとお幸せに。

 

主要キャラだったサラたちの行方が分からないままだったことと、マディソンの回想にトラヴィスがいなかったことは残念ではありますが、後半3話でこれまでの悪い流れを挽回してくれたと感じてます。ラストを盛り上げてくれたトロイの演技力も素晴らしかったです。

 

FTWDの物語の中心がモーガンに移ったあたりから納得いかない件が多く、不平不満ばかりをつぶやいてしまいましたが、新たな道へ進んだキャラたち同様に晴れ晴れした気持ちで終えることができました。ほんとうに長い間、一緒に旅してくれたFTWDのファンのみなさま、ありがとうございました。
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