原題:Brooklyn Nine-Nine
作品データ
- ジャンル:犯罪捜査コメディ
- シーズン:8(完結)
- エピソード:153
- 主な舞台:NY州ブルックリン
- アメリカでの放送:2013-21
- キャスト:アンディ・サンバーグ(ジェイク・ペラルタ)アンドレ・ブラウアー(ホルト署長)メリッサ・ファメロ(エイミー)ジョー・ロー・トゥルリオ(チャールズ)テリー・クルーズ(テリー)ステファニー・ビアトリス(ローザ)
- メモ:最終話まで視聴済
- お気に入り度:
あらすじ
自由を謳歌しながら仕事もしている99分署の刑事たちは、個性的なクセ者ばかり。お調子者のジェイクと負けず嫌いなエイミーは、今日も逮捕者数を競い合う。誰よりも仕事熱心で不器用なチャールズは、性格が非常にキツいローザに夢中。チャールズが恋愛について相談する事務のジーナは事情通の自信家。古参のヒッチコックとスカリーは、今日もほぼ働いてない。そんなメンバーをまとめる巡査部長のテリーは双子の娘が生まれたことをきっかけに、恐怖症に陥っている。
賑やかな99分署に新しい署長ホルトが赴任する。放任主義だった前署長とは真逆のホルトは厳格で堅物。99分署を地区ナンバーワンにする野望を持ったホルトは顔なじみの巡査部長テリーにジェイクの教育を指示する。お調子者だが正義感が強いジェイクは、99分署のエース刑事なのだ。
おちゃのま感想
評価の高さは知ってたけれど、警察を舞台にしたコメディを面白いと感じられるのか疑問で、なかなか手が出なかった『ブルックリン・ナインナイン』。これは観てよかったと実感する大好きな作品のひとつになりました。
お調子者ジェイクを中心とする99分署の雰囲気からナンセンスなドタバタコメディのように見えますが、捜査もちゃんとしています。メインの登場人物たちひとりひとりのキャラがたっており、さらに個性的な脇役たちも盛り上げ役で登場し、シーズン1を見た時点ですっかりハマってしまいました。
放送局を変えてシーズン8まで継続されるほどの人気ドラマの『ブルックリン99』ですが、コロナ禍でのファイナルシーズンは、警察に対するシビアな批判と番組が紡いできたコメディのバランスに苦慮したとのこと。そのような厳しい現実を盛り込んだファイナルシーズンは、それぞれが次のステップへ進むというテーマを描きながら納得のラストで締めくくられました。
さて、わたしのお気に入りキャラ、ホルト署長なくしては、このドラマの成功はなかったはず・・・です。厳格なホルトは一見エリートに思えますが、警察組織にはびこる差別と闘ってきた苦労人。アフリカ系のゲイの警察署長という深すぎる背景を持つホルト署長の生真面目な雰囲気と、ジェイクたちの賑やかさがうまく噛み合って、視聴者の心をぎゅっとつかんだのだと思います。
頑固で融通のきかないホルトとお調子者のジェイクは水と油のように馴染めそうになかったけれど、ホルトはジェイクの刑事としての能力だけでなくその人柄を認め、いつしかふたりの関係は親子のように変化します。・・・なんですが、日本人的には、ふたりの関係はボケとツッコミ。互いの良さを引き出し、相方なしでは存在しないような関係…(;´∀`)
ホルト署長同様(?)ちょっと頭が硬いわたしとしては、恒例行事ハロウィンゲームなど、ノリについてゆけないエピソードもありますが、8シーズン観ても飽きるどころか、同窓会スペシャルを是非おねがいしたいドラマです。あの賑やか99分署が恋しい・・・。いまはそんな気持ちです。