Episode6 The Flaw in the Saw
【ざっくりあらすじ】
いじめっこに仕返しするため剥製店のゴミ容器をあさっていた少年たちが、切断された遺体を発見した。遺体はプロゴルファーのフィリス・ポールだと判明し、捜索届を提出していた恋人のナンシーの話から、最近のフィリスはゴルフより木こりの技を競う”ランバージャック”で活躍し、嫌がらせを受けていたことがわかった。
数学とレース
遺体はオノから足を守る金属製の靴下を履き、チェーンソーのようなもので切断されていたことから、ランバージャック関係者から話を聞くことになった。
ブースとブレナンは、まずフィリスに王座を奪われたヘルガ・シスクを疑った。フィリスの死にショックを受けている様子のヘルガは、フィリスとは一緒に訓練をし秘儀まで教えてくれた仲だったと話した。
フィリスの秘儀とは計算をしたうえでレースを行うことだった。延々と角度や直径を測定するフィリスのレースをファンは嫌い、レース中のフィリスにパンケーキを投げつけている動画が見つかった。動画の中でファンを煽っていたのは、「ゴルフだけやってろ」というメモ付きゴルフクラブをフィリスの自宅へ投げ入れたジーンだった。
ヤジも楽しみのうちだと話すジーンは、フィリスと”ヤジ用パンケーキ”を売っているフラップが対立していたと教えた。調べると、フィリスが衛生局に通報したせいで、フラップは販売用バンを買い替えるハメになっていた。そのことについて聞かれたフラップは「フィリスはいい人間じゃなかったが、バンは古くて買え時だった」と、説明した。
フラップのパンケーキを食べたオーブリーは、その味を絶賛した。フィリスの首周辺の組織から植物性油脂が検出されていたが、フラップが使用しているのはバターだった。納得したオーブリーがさらにパンケーキを褒めると、フラップは「自家製の燻製ベーコンを入れることでうまみを足している」と、秘伝の隠し味を教えた。
凶器発見
チェーンソーによる損傷から採取した物質を分析したホッジンズが、異なる気候で繁殖する植物の病原菌を検出した。
調べると、大会会場から800メートルの距離に閉店した種苗店があり、その店から大量の血痕と燃やした形跡のあるフィリスの木登り競争用のワイヤが見つかった。
頸椎前面の粉砕骨折から「凶器は柔らかい金属」と判明しており、見つかったワイヤには植物性油脂が塗られていた。
ワイヤから採取された上皮細胞は、ヘルガの夫ラグナーのDNAと一致した。事情を聴かれたラグナーは、妨害工作をしたが殺してないと主張し、いつもフィリスと一緒に訓練をしていたヘルガが、どんなに努力をしていたかを訴えた。
ヘルガの様子から事情を察したブースは、ラグナーに席をはずしてもらった。夫が出ていくと、ヘルガはフィリスと寝ていたと打ち明け、「互いにパートナーと別れて結婚するつもりで、先週指輪も注文した」と泣き崩れた。
行き過ぎた嫌がらせ
遺体を切断したチェーンソーは競技者のものと一致せず、市販のものを使ったとわかった。
チェーンソーを特定するため実験をしていたフエンテスが、ケガをした。ブレナンは、どうやってついたのかわからなかった大腿骨の浅い傷はフエンテスと同じようにチェーンソーのチェーンがはずれたためだと気が付いた。犯人の足にはフエンテスと同じような傷があるはずだ。調べると、事件当日フラップが病院でケガの治療を受けていることが判明した。
さらに、オノによる損傷から採取した微粒子の分析結果から、ベーコンの燻製に使われる材料が検出された。
フラップを調べたオーブリーは、フラップが新たに購入したバンの借金を2日前に完済したことをつかんだ。フラップは、フィリスがヘルガのために購入した指輪で借金を完済し、通報しようとしたためフィリスを殺したのだ。
逮捕されたフラップは「後悔してない」と話した。
証拠の信憑性
ホッジンズは、ザックの無実の証拠を見つけたとサローヤンに報告した。
ホッジンズは「被害者の肋骨の刺し傷の中の微生物特性がザックと一致しない」と説明するが、サローヤンはホッジンズの報告を信じることはなかった。
おちゃのま感想 ★★★
このエピソードの主役はフエンテスですね。
オエっとなりそうなシーンから、クスっと笑えるシーンまで、楽しませてくれました。
そして、殺されたフィリスと結婚するつもりだったと告白し泣き崩れたヘルガを、不器用に慰めようとするブレナン・・・ツボでした(*´ω`*)
木彫りの熊を渡そうとしたのはブレナンの母性なんでしょうね~。
ホッジンズがつかんだザックの無実の証拠は、サローヤンが感じたようにねつ造なのかな~?そうではないとしても、疑いがもたれる証拠ってことなんですよね~。
ザックの無実の証明はかなり難しそうですね。
ファイナルシーズンも半分が過ぎてしまったけど、ザックの事件だけでなく、ブースを狙っている犯人も見つかってません。
あと6話。噛みしめながら、楽しみたいです。